顔に脱毛クリームを使っても大丈夫？

顔のうぶ毛はそのままにしておくと化粧のノリが悪くなるだけではなく、あか抜けない印象を与えてしまいます。シェーバーやカミソリでお手入れをしている人もいると思いますが、毛先がチクチクすることなく処理できる除毛クリームを使ってみたいと考えている方もいるかもしれません。しかし除毛クリームは実は顔への使用は水溶されていません。除毛クリームの人気商品であるヴィートの商品情報をチェックしても顔には除毛クリームではなくワックスシートの使用を勧めています。なぜ、顔に除毛クリームを使うのはＮＧなのでしょうか。

❤目次：

顔の産毛の処理に脱毛クリーム（除毛クリーム）使うと起きるトラブル
- タンパク質を溶かす成分が肌にダメージを与える
- 目に入ったり、眉毛やまつ毛についたりしたら…？
顔のムダ毛対策をきちんと行った方がいい理由
まとめ

顔の産毛の処理に脱毛クリーム（除毛クリーム）使うと起きるトラブル

タンパク質を溶かす成分が肌にダメージを与える

除毛クリームはチオグリコール酸カルシウムやアルカリ剤などを使用して、ムダ毛のタンパク質を溶かすことで除毛効果が得られるようになっています。溶けることによってムダ毛の切断面も丸くなるため、カミソリで処理した時のように除毛部分がチクチクすることもありません。しかしチオグリコール酸カルシウムやアルカリ剤は同じタンパク質でできている肌にも大きな負担をかけます。
肌に塗っているときからチリチリとした痛みを感じたり、肌に赤みが出てきたりしたら要注意。肌荒れや炎症を起こしてしまいます。そもそも除毛クリームは使用前に必ずパッチテストするように注意書きがされているほど。顔やデリケートゾーンの肌は腕や足の肌より敏感なので、使用は控えた方が賢明なのです。動画サイトなどで男性がすね毛や腕毛だけではなく、髭の処理に除毛クリームを使っているケースを見かけることがあります。除毛クリームを塗って専用のヘラなどで除去し、ぬるま湯で洗い流すと、髭がポロポリ取れていく…として、推奨している人もいるようです。
男性の肌が女性の肌より丈夫であるため、深刻な肌トラブルになることは少ないようですが、それでもオススメできるお手入れ方法ではありません。使いたい場合はあくまでも自己責任で使用しましょう。

目に入ったり、眉毛やまつ毛についたりしたら…？

除毛剤を顔に使用しない方がいいもう一つの大きな理由は目に入る危険性があるからということ。アルカリ剤は目の組織を融解させてしまうことがあり、場合によっては目に障害を残すこともあるのだそう。万が一、除毛クリームが目に入ったら10分程度流水でしっかり洗い、すぐに眼科で診てもらうようにしましょう。
またうっかり眉毛やまつ毛に除毛クリームがついてしまう可能性もあります。除毛クリームで眉毛まで除毛…なんていうことになっては大変。やはり除毛クリームの顔への使用は避けるようにしましょう。

顔のムダ毛対策をきちんと行った方がいい理由

顔のムダ毛なんて、それほど濃くないし気にしなければいいんじゃない？と思っていませんか？ここで顔のムダ毛対策をきちんと行った方がいい理由について考えてみましょう。

口ひげはNG！他人は意外にチェックしているもの

友達と話していて、相手の鼻の下やアゴのムダ毛が気になったことはありませんか？顔のムダ毛は意外に男性もチェックしているのだとか。鼻の下や口周りのムダ毛が残っていると口ヒゲ女子として陰で笑われてしまうかもしれません。

化粧ノリもぐんとよくなって垢抜けた表情に

顔のムダ毛が濃いと、顔色がどんよりくすんでみえるだけではなく、化粧のノリも悪くなります。ムダ毛のないつるっとした肌はファンデーションがピタッとつくので、それだけで垢抜けた表情に。とくに面積の広いおでこの産毛がなくなると、顔色がぐんと明るく見えます。

顔のムダ毛対策にオススメの方法

顔の肌は体の肌と違ってデリケート。ムダ毛を処理するなら肌に負担がかからない方法を選ぶようにしましょう。おすすめはパイナップル豆乳ローションなどの抑毛効果のあるローションや男性の皆さんなら、髭剃り後の肌を保護してくれる効果もあるソランシアローションなどもいいでしょう。このような化粧水は即効性はありませんが、徐々にムダ毛の成長を遅らせてムダ毛処理やシェービングの回数を減らしてくれます。抑毛ローションを使いつつ、ムダ毛が気になるときは乾いた状態で使用できる電気シェーバーで処理するという方法が一番、お肌に優しい方法と言えるでしょう。